製品情報: 設置方法

イントラネット内設置、インターネット接続。

イントラネット内への設置

ビデオ会議ハブVCH1をイントラネットの内部に設置して社内でご使用になる場合には、ビデオ会議ハブ VCH1に関して特別な制約条件はありません。ビデオ会議ハブ VCH1のネットワーク設定で固定のプライベートIPアドレスを割り当てるか、お使いのDHCPサーバーの設定でビデオ会議ハブ VCH1に決まったIPアドレスが割り当てるようにすることで、そのIPアドレスでアクセスできるようになります。


ビデオ会議ハブ VCH1をイントラネット内部に設置する例

ネットワークの速度が十分高速である場合には、最高の映像品質で運用することができます。ビデオ会議ハブ VCH1のネットワーク接続速度は100Mbpsですが、ビデオ会議ハブ VCH1の設定によって映像、音声データの平均転送量の上限をより小さな値にすることができます。これにより、ビデオ会議ハブ VCH1が社内ネットワークに与える影響を制限することができます。

インターネットに接続(DMZ内に設置)

大規模な事業環境などで外部からのアクセスから内部ネットワークを保護するためのDMZ(DeMilitarized Zone)が設けられている場合、インターネットと内部ネットワークの双方からアクセスできるようにするためには、ビデオ会議ハブ VCH1をDMZ内に設置する必要があります。具体的な設置方法につきましてはネットワークの運用管理、セキュリティ対策の観点からご検討ください。


ビデオ会議ハブVCH1をDMZ内部に設置する例

インターネットに接続(ブロードバンドルーターに接続)

比較的小規模なオフィス環境などで、ブロードバンドルーターでインターネットに接続している場合、ビデオ会議ハブ VCH1をそのルーターに接続して適切に設定することにより、社内ネットワーク、インターネットの双方からアクセスできるようにすることができます。


ビデオ会議ハブVCH1をブロードバンドルーターに接続する例

ビデオ会議ハブ VCH1の設定によって映像、音声データの平均転送量の上限を設定することができます。これにより、ビデオ会議ハブ VCH1がインターネット接続回線に与える負担を制限することができます。


ブロードバンドルーターへの接続方法

ビデオ会議ハブ VCH1をブロードバンドルーターのLAN側ポートに接続し、ビデオ会議ハブ VCH1のネットワーク設定でそのLAN側ポートのプライベートネットワークに合わせたIPアドレスを設定します。これで、社内ネットワーク側からビデオ会議ハブ VCH1にアクセスできるようになります。

続いて、インターネット側からビデオ会議ハブ VCH1にアクセスできるようにブロードバンドルーターを設定します。ブロードバンドルーターのグローバルIPアドレス、HTTPポート(ポート80)への通信データをビデオ会議ハブ VCH1に転送するように、以下のデータ中継経路を設定します。(注)



すでにポート番号80でWebサーバーなどが稼働している場合や複数のビデオ会議ハブ VCH1を接続するような場合には、ポート番号80の代わりに別の使用していないポート番号を使用します。その場合、ビデオ会議ハブ VCH1のネットワーク設定でそのポート番号をHTTPポート番号として設定する必要があります。

また、SSL/TLSを使用してビデオ会議ハブ VCH1にアクセスする場合には、ポート番号80の代わりにポート番号443を使用します。その場合、ビデオ会議ハブ VCH1にサーバー証明書と秘密鍵をインストールする必要があります。

すでにポート番号443でWebサーバーが稼働しているなどの場合には、代わりのポート番号をビデオ会議ハブ VCH1のネットワーク設定でHTTPSポート番号として設定します。


(注)この転送機能は、ブロードバンドルーターのメーカーにより、ポート転送、ポートフォワーディング、ポートマッピング、静的IPマスカレード、静的NAPT、アドレス変換などと呼ばれています。どの場合でも、ブロードバンドルーターのインターネット側(WAN側)のグローバルIPアドレスとポート番号を、プライベートネットワーク側(LAN側)に接続されているビデオ会議ハブ VCH1のプライベートIPアドレスとポート番号に対応させて、データの中継経路を設定します。


ブロードバンドルーターの設定例

以下は、ブロードバンドルーターがSoftBank BBユニットの場合の設定例です。

この例では、ブロードバンドルーターのグローバルIPアドレスが1つしかないため、グローバルIPアドレスを指定する必要はありません。


(1) パソコンをブロードバンドルーターのLAN側ポートにLANケーブルで接続する。

(2) パソコンのIPアドレスをLAN側ポートのIPアドレスにあわせて、192.168.3.100に設定する。(注1)

(3) パソコンのブラウザで、192.168.3.1にアクセスする。(注1)

(4) 表示されるログイン画面で、ユーザー名とパスワードを入力してログインする。(注2)

(6) 「ルーター機能の設定」をクリックする。

(7) 「ポート転送設定」をクリックする。

(8) ポート転送を以下のように設定する。

(9) 「設定を保存する」をクリックする。

(10) 「再起動」をクリックする。


(注1)ブロードバンドルーターのLAN側IPアドレスを初期値の192.168.3.1から変更している場合には、変更後のIPアドレスに合わせた値を指定します。

(注2)ユーザー名、パスワードの初期値については、ブロードバンドルーターの取扱説明書をご参照ください。また、初期値から変更している場合には、変更した値を入力します。

(注3)ビデオ会議ハブ VCH1に設定したプライベートIPアドレスを指定します。この例では192.168.3.202を設定しているとしています。

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